こぐま保育園では毎年、毛刈りの後に羊毛で何かを作ったりします。
倉庫にもいっぱいあるし・・・、今年の分もいっぱいあるし・・・、なんか良いもの作れないかな~。
卒園証書!手作りの!
でも、普通のお店で売ってる羊毛とは違い、「ここの羊の羊毛は、スゴク癖があってフェルトにするの難しい」って、裁縫好きの方に言われてたし、本当に子どもたちとできるのか???
まあ、やってみよう。
から始めました。試作品で、2週間以上石鹸でゴシゴシすれば、何とかフェルト化に成功することがわかり、時間をかけて作る計画にしました。宇宙さんとカレンダーで日にちを確認して、ハレの日のつどいまで、後4週間。間に合うかな~?ドキドキ
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石鹸水をかけて、上から押さえる。「固まれ〜固まれ〜」の呪文を唱えながら。
押さえて 押さえて
押さえて 押さえて そおっと 押さえて
ずれないように、ゴシゴシを繰り返して、固めていきます。石鹸水をたーっぷりかけて、アワアワにします。
くっついてきたかも(^^♪
とりあえず、固まった1日目。
それから毎日、お昼ご飯を食べた後に「みゆきちゃん、今日もやるからね」と、宇宙さん。テーブルやブルーシートの準備も自分たちでさっさと始めます。石鹸ゴシゴシの作業をします。こすって、こすって、くっつけていきます。
それから毎日、お昼ご飯を食べた後に「みゆきちゃん、今日もやるからね」と、宇宙さん。テーブルやブルーシートの準備も自分たちでさっさと始めます。石鹸ゴシゴシの作業をします。こすって、こすって、くっつけていきます。
2週間が過ぎて、ドキドキしながら、洗濯機にかけて石鹸を洗い流し、干します。乾くまでも数日かかりました。
フェルトの出来栄えは、一人ひとり違って、厚みも硬さも、とっても個性的。(これが証書になる?大人は心配なものもありましたが、)それぞれが自分のイメージを膨らませて考えます。
大人の「切って使う?」「ちょっと大きすぎたね」なんて声は、聞き入れられず。
大人の「切って使う?」「ちょっと大きすぎたね」なんて声は、聞き入れられず。
宇宙の意見は「絶対にふわふわがいい!」
大きいサイズのフェルトの子は半分に折ってかがり縫いをしたり、端の飛び出したところはきれいに丸めて縫い合わせたりと、ふわふわ、モコモコを生かすやり方で製作は進みました。
大きいサイズのフェルトの子は半分に折ってかがり縫いをしたり、端の飛び出したところはきれいに丸めて縫い合わせたりと、ふわふわ、モコモコを生かすやり方で製作は進みました。
デザイン画をカラーペンで紙に描き、イメージを膨らませた後は、毛糸で刺しゅうです。デザイン通りにはいかないので、「星を作って、ハートを作って、やってー」と大人に最初は言っていた子も、どんどん自分で刺しゅうしていくことが楽しくなって、自分の色、自分の模様を生み出していました。最後の一週間は毎日毛糸刺しゅう。前日まで「もっと(刺しゅうを)やりたい!!」というので、さすがに、「大人を今日は眠らせてください」とお願いしました。
とにかく、みんなのアイディアとやりたい気持ちが詰まった証書になりました(^^♪